筑後川と耳納連山のあいだに広がる筑後地方の中心都市
久留米市は1889年の市制施行で市となった筑後地方の中心都市で、2008年に中核市へ移行しました。2005年に北野町・三潴町・城島町・田主丸町を編入したことで、市域は東西約32km、南北約16kmの横長の形になっています。北東から南西へ筑後川が流れ、南から南東にかけては鷹取山や発心山を含む耳納連山が連なります。
2005年に加わった地区のあいだでも、中心部へ向かう路線は分かれています。植木・苗木の発祥地とされる市の東側の田主丸には久大本線の田主丸駅があり、そのまま乗ればJR久留米駅に着きます。北野は甘木線の沿線で、宮の陣から天神大牟田線に入れます。三潴には天神大牟田線の大善寺・三潴・犬塚の各駅が並び、乗り換えなしで西鉄久留米駅まで来られます。自分が田主丸側、相手が三潴側に住んでいても、二つの駅のあいだに広がる中心街を待ち合わせ場所にすると、田主丸からも三潴からも途中で電車を乗り継がずに済みます。
市街地の真ん中にあるのは西鉄久留米駅
市内を走る鉄道は、JR九州の九州新幹線・鹿児島本線・久大本線と、西鉄の天神大牟田線・甘木線を合わせた5路線です。中心駅は二つあり、市街地の中心に位置して乗り降りする人が多いのは西鉄久留米駅のほう。1924年に開業した高架駅で、天神からの距離は38.6kmあります。中心街と呼ばれるのは、この西鉄久留米駅からJR久留米駅にかけての一帯です。その中には六ツ門の通りがあり、2016年には旧久留米井筒屋の跡地に久留米シティプラザが開館しました。
城南町にあるJR久留米駅は、九州新幹線の博多・新八代間が開業した2011年から新幹線の停車駅になりました。博多までは新幹線で約17分。博多まで35kmほどという距離もあり、久留米は福岡市への通勤圏に入ります。相手がJRで福岡市まで通勤しているなら、仕事帰りに会う日はJR久留米駅の側にすれば、相手は降りた駅からそのまま来られます。天神から天神大牟田線で帰ってくる相手なら、同じ役目を果たすのは西鉄久留米駅です。
旭町の大学病院と御井のキャンパス
市内には久留米大学、久留米工業大学、聖マリア学院大学の三つの私立大学があります。久留米大学は九州医学専門学校を前身に1928年に創立され、医学部のほか商・法・文・経済・人間健康の各学部を持ち、旭町に大学病院とキャンパス、御井町にもう一つのキャンパスを構えています。御井のキャンパス側には、久大本線の久留米大学前駅や御井駅があります。西鉄には聖マリア病院前という駅もあり、久留米は医療機関や医療系の大学が集まる街です。病院で交代勤務をしている相手だと、休みが平日に来ることもあります。久留米での恋活は週末だけに予定を絞らず、平日の昼に会える日も候補に入れると話が進みます。
ブリヂストンが創業した地であり、久留米絣や籃胎漆器といった工芸も伝わります。食の面では豚骨ラーメン発祥の地として知られ、久留米やきとりや筑後うどんも郷土の味に数えられ、果物では巨峰が特産です。食事の店を一緒に決める場面では、何を食べたいかを話すだけで地元の話題が広がっていきます。
佐賀県側との結びつきも深く、サッカーでは鳥栖を本拠地とするサガン鳥栖とのつながりが強い一方、2022年には市がアビスパ福岡と「フレンドリータウン」の協定を結びました。どちらのチームを応援しているかという話は、県境の街ならではの会話の入り口です。
美術館の庭、城跡、川沿いの社、初対面に向く久留米の公共空間
初めて会う日は、明るい時間に人の行き来がある公共の場所を選ぶのが基本です。久留米では、そうした場所の多くが中心街から筑後川の近くにかけて集まっています。アプリでのやり取りから実際に会う段階へ進んだら、下の五か所のうち一か所に絞れば十分です。
| 候補地 | 場所の手がかり | 会ってからできること |
|---|---|---|
| 石橋文化センター | 野中町。1956年にブリヂストン創業者の石橋正二郎が市に寄贈 | 久留米市美術館や図書館、池のまわりの散策 |
| 久留米シティプラザ | 六ツ門の中心街の一角 | 六角堂広場での待ち合わせ |
| 久留米城跡 | 旧本丸に有馬記念館 | 久留米藩主有馬家の資料の見学 |
| 水天宮 | 筑後川沿い。全国水天宮の総本社 | 参拝と川沿いの散歩 |
| 寺町 | 江戸時代に集められたとされる17の寺院 | 寺の並ぶ一角をゆっくり歩く |
雨が集中する6月と7月の過ごし方
久留米の雨は6月と7月に集中します。この二か月に初めて会うなら、久留米市美術館、市立中央図書館、石橋文化ホールが一つの敷地にまとまった石橋文化センターが頼りになります。美術館を見たあとで図書館へ移るといった具合に、建物を替えながら時間を使えるので、天気で予定が崩れません。梅雨のさなかに筑後川の河川敷を歩く計画は避け、川沿いの散歩は雨の季節が明けてからに取っておきましょう。
公園と橋、寺をめぐる中心街の外側
中心街を離れても、市内には中央公園、発心公園、久留米森林つつじ公園、三潴の水沼の里2000年記念の森、福岡県緑化センターといった緑地が点在します。市政百周年の事業として設けられた久留米市世界つつじセンターや、福岡県青少年科学館、久留米市鳥類センターのように、見るものがあって会話が途切れにくい施設もあります。筑後川には2000年に完成した二千年橋などの橋が架かり、有馬家の菩提寺である梅林寺や、慈母大観音で知られる成田山久留米分院も市内の名所です。
車で合流する日の目印
二人とも車で動く地域に住んでいるなら、郊外の合川地区にある大型の商業施設や、道の駅くるめを合流点にする方法もあります。初回はどこで会う場合でも、日が落ちる前に解散する計画にしておくと、相手も安心して誘いを受けられます。
佐賀県境と筑後平野の南北、県をまたいで会いに来る相手と
久留米市と境を接するのは、佐賀県の鳥栖市・みやき町、福岡県の小郡市・筑後市・広川町などです。基山町・上峰町・吉野ヶ里町は市境に接していませんが、鳥栖やみやきの先にある佐賀県東部の町で、鉄道やバスで久留米とつながっています。彼女探しの範囲を少し広げるなら、相手の町からどの路線で来るかを先に考えると会う場所が決まります。
鹿児島本線と長崎本線が分かれる鳥栖を経由して
鳥栖で出会いを探す場合でも、久留米からなら遠出にはなりません。JR久留米駅から鹿児島本線で鳥栖市の鳥栖駅までは10分程度。鳥栖駅は長崎本線が分かれる駅でもあり、鳥栖に住む相手とは両市の中心駅のどちらかで会えば乗り換えの手間がほとんどありません。
福岡方面へもう少し北に進むと、佐賀県の東端にあたる基山町です。町の基山駅は鹿児島本線の駅で、甘木鉄道の起点にもなっています。鹿児島本線は基山、弥生が丘、田代、鳥栖、肥前旭、久留米の順に駅が並ぶので、基山の相手とはその間の鳥栖駅で落ち合えば、お互いに数駅ずつの移動で会えます。
長崎本線を西へたどった先には、吉野ヶ里遺跡で知られる吉野ヶ里町があり、町内の駅は吉野ケ里公園駅です。そこから長崎本線で東へ向かうと鳥栖駅で鹿児島本線につながるため、吉野ヶ里町から来る相手との合流には、この乗り換え駅が手ごろでしょう。
筑後川の対岸に広がるみやき町と、その先の上峰町
筑後川をはさんで向かい合うみやき町は、南部で福岡県との県境が複雑に入り組む町です。町域が南北に長く、北部にある長崎本線の中原駅から遠い北茂安や三根の地区では、車や路線バスで久留米市内の駅を使うこともあります。相手が久留米側の駅を使っているなら、その駅の周辺で会えば、相手にとってもいつもどおりの移動で済みます。
町内に鉄道の駅を持たないのが、みやき町と接する上峰町です。久留米市の中心部から西へ約15kmの位置にあり、町内から路線バスで西鉄久留米駅やJR久留米駅へ出られます。上峰町に住む相手との初回なら、そのバスが着く駅の改札や出口まで具体的に決めておくと、バスを降りてから待ち合わせ場所までまっすぐ来てもらえます。
天神大牟田線で北へつながる小郡市
七夕神社の由来が『肥前国風土記』に記されている小郡市では、2018年度から7月と8月を「七夕月間」としています。小郡に住む人とも出会いたいと考えるなら、西鉄小郡駅と久留米を結ぶ天神大牟田線が頼りになります。西鉄小郡駅から南へ下ると、市内の端間、味坂を過ぎ、市境を越えて宮の陣、櫛原、西鉄久留米と続きます。小郡から来る相手にとって宮の陣は西鉄久留米より手前の駅です。短く会う日は宮の陣、食事まで考える日は西鉄久留米駅の周辺と、その日の目的で降りる駅を変えてもかまいません。
羽犬塚と船小屋の筑後市、鉄道のない広川町
筑後市での出会いを望むなら、待ち合わせに使える駅は鉄道の系統ごとに分けて考えられます。市の中心駅は鹿児島本線の羽犬塚駅で、市内には九州新幹線の筑後船小屋駅もあり、JR久留米駅からは新幹線で約7分です。地区によっては久留米市三潴にある西鉄の犬塚駅が最寄りになるため、相手の家がどちら寄りかで、羽犬塚駅やJR久留米駅にするか、天神大牟田線の駅にするかを選び分けられます。
広川町で出会いを広げる場合に前提となるのは、町内を通る鉄道がないことです。町内へは西鉄久留米駅、西鉄花畑駅、JR久留米駅から路線バスが出ています。町の西部からは西鉄の大善寺駅も近いので、バスで中心街まで出てきてもらうか、大善寺駅の周辺で落ち合うかは相手の住む側に合わせて決めましょう。
水天宮の大祭と筑後川の花火、季節ごとに深める付き合い
春は椿とつつじ、5月上旬は水天宮
例年3月には、石橋文化センターのほか久留米つばき園や久留米市世界のつばき館を会場に久留米つばきフェアが開かれ、4月から5月にかけては久留米百年公園で久留米つつじまつりが続きます。初回に石橋文化センターで会った相手なら、椿の季節にもう一度同じ園内を歩くと、前に来たときとの違いがそのまま会話になります。例年5月上旬には水天宮の春大祭があり、筑後川沿いの社がにぎわいます。
6月は千光寺のあじさいと城島のエツ
雨の多い6月にも、出かける理由はあります。千光寺では例年6月にあじさい祭があり、同じ6月には城島で城島エツ祭が開かれます。エツ料理は久留米の郷土の味の一つなので、季節の食べ物を一緒に味わう約束にもつなげられます。雨の多い時期の行事ですから、出かけるかどうかは当日の天気を見て決めましょう。
8月の筑後川は花火と夏祭りが続く
筑後川花火大会は、1650年に久留米藩主の有馬忠頼が水天宮に社殿を寄進した際の奉納花火を起源とする行事で、例年8月上旬に開かれます。会場は水天宮前の河川敷にあたる京町会場と、久留米城の河川敷の篠山会場の二つ。会場が分かれているぶん、どちらの会場のどの目印で待つかを前日までに決めれば、当日の行き違いを防げます。その年の打ち上げ日は、主催者の公式発表で確かめたうえで誘ってください。
水の祭典久留米まつりも例年8月上旬ですが、花火大会とは歴史的に別の行事です。水天宮の夏大祭(例年8月上旬)や、筑後川の河川敷で例年8月に行われる久留米流し灯籠もこの時期に重なります。市の東側の田主丸では、例年8月に河童大明神夏の大祭が行われます。久留米城跡でも例年8月に鈴虫まつりが開かれるので、花火の夜より落ち着いて過ごしたい相手には、こちらを夏の約束にする手もあります。
画家ゆかりの家で過ごす三度目
石橋文化センターには坂本繁二郎画伯の旧アトリエがあり、市内では青木繁旧居と坂本繁二郎生家も復元整備され、屋内まで見学できます。初回に美術館で相手の好きな絵が分かったなら、画家の暮らした家を訪ねる日は、その続きとして自然に誘えるはずです。
秋は北野のコスモス、冬は城島の酒蔵
例年10月中旬になると、市の北側にある北野地区のコスモスパーク北野で、コスモスフェスティバルという秋の催しが開かれます。冬の楽しみは、例年2月中旬の城島酒蔵びらきです。会場は、かつての三潴郡城島町にあたる地区です。お酒を飲むかどうかは人それぞれなので、蔵のある町を歩く冬の遠出として誘い、当日の過ごし方は相手に合わせましょう。
季節の行事を一緒に重ねるうちに、久留米での出会いが結婚を考える関係に育ってきたら、将来どの路線沿いに暮らすかも早めに二人で話しておきたいテーマです。
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