ペデと公園でつなぐ、つくば駅まわりの初対面
| 場所 | 地区・目印 | 雨の日の使い勝手 |
|---|---|---|
| つくば駅・つくばセンター | 吾妻、TXの地下駅と駅前のバスターミナル | 地下の改札なら濡れずに待てる |
| つくばエキスポセンター | 吾妻二丁目、屋外のH-IIロケット模型 | 館内のプラネタリウムに切り替えられる |
| 松見公園 | 天久保、高さ約50mの展望塔 | 屋外が中心なので晴れの日向き |
| 洞峰公園 | 二の宮二丁目、洞峰沼 | 沼を囲む散策路が中心で、雨なら別の候補に |
| JAXA筑波宇宙センター | 展示館「スペースドーム」 | 展示館の中を見て回れる |
TXのつくば駅はホームが地下にある駅で、駅前にはつくばセンターのバスターミナルがあります。地下の改札で落ち合うのか、地上のバスターミナル側で会うのかを先に伝えておけば、上と下で互いを探し続けることになりません。バスで来る相手にも電車で来る相手にも説明しやすい場所なので、初回の待ち合わせはここに決めておくのが無難です。
駅のまわりには、自転車と歩行者だけが通れるペデストリアンデッキが整えられ、地元では「ペデ」と呼ばれています。その南北の軸になる「つくば公園通り」は、赤塚公園からつくばセンターを経て筑波大学まで約5km続く道です。初めて会う日に全部を歩く必要はありません。センター地区の中央公園あたりを一回りするくらいなら、話の切れ目でカフェに入るか歩き続けるかを、相手の様子を見ながら選べます。
駅の周辺にあるつくばエキスポセンターは1986年に開館した科学館です。屋外には高さ50mのH-IIロケットの実物大模型が立ち、館内には直径25.6mのドームを使った232席のプラネタリウムがあります。上映の時刻を先に調べて、その少し前に会う約束にすると、並んで座る時間がちょうどいい休憩になり、見終わったあとに感想から話を再開できます。
公園の多さもこの街の特徴で、市民一人あたりの公園面積は約10m2と、全国平均の約6m2を上回っています。駅前で会ったあとに歩く先を変えたくなっても、行き先の候補には困りません。
筑波大学のそばにある松見公園は1976年に開園しました。菊竹清訓の設計による高さ約50mの展望塔からは、筑波山から学園都市までをぐるりと見渡せ、下の池には鯉が泳いでいます。大学に通う相手や天久保に住む相手となら、昼の待ち合わせ先として使いやすい公園です。展望塔に上るつもりなら、入れる日と時間を前もって調べてください。
1980年に開園した二の宮の洞峰公園は、広さが約20haあり、中心の洞峰沼を囲むように散策路が通っています。園内にはプールや体育館、テニスコートもあるので、スポーツを続けている相手なら、次は一緒に体を動かす約束にもつなげられます。
研究所の街らしさを感じたいなら、JAXA筑波宇宙センターの展示館「スペースドーム」があります。センターは1972年に設置され、「きぼう」の運用拠点にもなっています。一部のエリアは予約制の見学ツアーで回る仕組みなので、ツアーも考えるなら日程を押さえてから相手を誘う順番になります。
季節については、つくばの夏は真夏日が多く、冬は朝に氷点下まで冷え込む日が少なくありません。真夏は公園や展望塔を夕方に回し、冬の朝早い約束は駅の近くでまとめると、どちらの季節も無理のない計画になります。雪の量は多くないため、冬場でも予定が大きく崩れることはあまりありません。
TXの4駅と路線バス、車で動く研究学園都市
市内を走る鉄道はTXで、南からみどりの駅、万博記念公園駅、研究学園駅、つくば駅の4駅が並びます。JR常磐線と関東鉄道常総線の駅は市内になく、そちらの駅へは関東鉄道やJRバス関東の路線バスで向かいます。市が企画し関東鉄道が運行するコミュニティバス「つくバス」も走っています。
街の中心はつくば駅の周辺で、センター地区や吾妻には、ノバホールの入るつくばセンタービルや駅に直結した商業施設が集まります。もう一つの核が、つくば駅と同じ2005年8月24日に開業した研究学園駅で、駅の周辺は「副都心」と位置づけられています。
北部の筑波山麓を除けば、市域のほとんどは平野です。計画的に整えられた大通りが多く、学園東大通りは「日本の道100選」の一本にも数えられています。高速道路も、常磐自動車道の谷田部ICや桜土浦IC、圏央道のつくば牛久ICなどが市内にあり、市外から車で来る相手にも道順を伝えやすい環境です。研究所への通勤にも車がよく使われる街なので、つくばで出会いを探す社会人なら、相手が車で来るのか、TXやバスで来るのかを最初のやりとりで聞いておけば、待ち合わせを駅にするか駐車場のある場所にするかを迷わずに選べます。自転車でペデを走って来る相手には、自転車を止める場所も事前に伝えておきます。
行政上の地区名には、谷田部、大穂、豊里、桜、筑波、茎崎が使われています。1987年に3町1村が合併して市が生まれ、1988年に筑波町、2002年に茎崎町が加わったという成り立ちのためで、住んでいる場所を聞いたときに、こうした地区名で答えてくれる人もいます。
研究学園都市としての建設は、1963年9月の閣議了解で決まりました。いまの市内にはJAXA筑波宇宙センターや産業技術総合研究所、国土地理院などの研究機関が並び、1973年に東京教育大学を母体として発足した筑波大学をはじめ、いくつもの大学があります。
約258万m2の敷地をもつ筑波大学のキャンパスは、天久保など中心部の北側に広がり、つくばセンターを発着する「筑波大学循環」バスが走っています。学生の相手と会うなら、このバスの発着点でもあるつくばセンターを待ち合わせ場所にすると、キャンパスのどこから来てもらうにも迷いません。
TX・常総線・常磐線の三方向に広がる周辺の市町
周辺の市町は、TXで南へつながる方面、関東鉄道常総線の沿線にあたる西の方面、JR常磐線の駅がある東の方面の三つに分けて考えると、どの駅で落ち合うかが見えてきます。
TXで南へ、つくばみらい市と守谷市
南西で境を接するつくばみらい市には、TXのみらい平駅があります。2000年に開設された時代劇のロケ施設「ワープステーション江戸」がある市で、TXの開業後は東京への通勤圏として発展してきました。みらい平駅からは乗り換えなしで市内のみどりの駅や万博記念公園駅に来られるので、TXの南寄りの駅で落ち合えば、どちらの負担も軽く済みます。
さらに南へ進むと守谷市に入ります。つくば市と直接の境はありませんが、TXに乗れば一本で守谷駅に着き、この駅では関東鉄道常総線にも乗り換えられます。1993年に開園した四季の里公園もある守谷で出会いの場を探すなら、二つの路線が交わる守谷駅のまわりで落ち合う形がまとまりやすいでしょう。
常総線の沿線、常総市と下妻市
つくば市の西側で境を接しているのが常総市です。関東鉄道常総線の水海道駅が街の中心で、名所には大生郷天満宮があります。水海道の方面に住む人とは、向こうは常総線、こちらはTXに乗って守谷駅で落ち合えます。石下駅の近くに住む相手なら、つくばセンターから石下駅行きの路線バスも出ています。
下妻市はつくば市の北西にあり、常総線の下妻駅を中心に街が広がっています。砂沼があり、2004年の映画「下妻物語」の舞台にもなりました。つくばセンターから下妻駅行きの路線バスが出ているので、車を使わない二人でも下妻駅のまわりで会えます。
常磐線の駅をめざす、牛久市・阿見町・かすみがうら市
JR常磐線の牛久駅とひたち野うしく駅を抱える牛久市は、つくば市の南東に接しています。1903年に神谷傳兵衛が創設した牛久シャトーも市内にあります。牛久で出会いを探すなら、つくばセンターから路線バスが出ていて常磐線の駅でもあるひたち野うしく駅が、待ち合わせに向いています。
阿見町の西部をJR常磐線が走っていますが、町の中に駅は一つもありません。茨城大学農学部や茨城県立医療大学がある町で、最寄りの駅は土浦市の荒川沖駅や土浦駅、牛久市のひたち野うしく駅です。阿見で出会いを探す場合は、つくばセンターから路線バス一本で向かえる荒川沖駅を待ち合わせにすると決めやすくなります。
かすみがうら市は土浦市の北東にあり、霞ヶ浦の湖岸に面した市で、湖では例年7月から11月ごろに帆引き船が運航されます。間に入る土浦市はつくば市と境を接し、ともにつくば都市圏をつくっている市です。かすみがうらの相手とは、つくばセンターから路線バスで行ける土浦駅の周辺が落ち合いやすく、車なら国道354号がつくば市、土浦市、かすみがうら市を東西に結んでいます。
筑波山の行事と街の祭りで、二人の予定を一年につなぐ
日本百名山の一つに数えられる筑波山は、男体山871mと女体山877mの二つの峰をもつ山です。筑波山神社は筑波男ノ神(伊弉諾尊)と筑波女ノ神(伊弉冊尊)を祀り、二つの峰それぞれに本殿があります。楼門造の随神門がある境内では、例年4月1日と11月1日に御座替祭が行われます。ご利益には縁結びや夫婦和合などが挙げられていて、付き合いが深まったころに二人で参拝する先として、地元らしい選び方になります。
山の行事は季節ごとに違います。筑波山梅林には約30種、1000本ほどの梅があり、筑波山梅まつりは例年2月中旬から3月中旬に開かれます。夏は例年7月中旬の筑波山頂七夕まつり、8月11日の山の日の筑波山ガマまつりがあり、ガマの油売りの口上で知られる山らしい行事です。秋には例年11月に筑波山もみじ祭りが続きます。山のまわりには大御堂や筑波山温泉もあり、2023年11月には筑波山ゲートパークがオープンしました。2024年には筑波山塊の花崗岩が「世界のヘリテージストーン」に認定され、2025年には筑波山地域ジオパークが日本ジオパークに再認定されました。岩や地形の成り立ちに興味のある相手となら、山歩きの楽しみ方が一つ増えます。
街なかの行事も一年を通して並びます。例年5月の第2土・日曜にはつくばフェスティバル、夏にはつくば駅の周辺でまつりつくばが開かれ、ねぶたの運行や大神輿、屋台が出ます。浴衣で出かける約束をするなら、その夏の開催日が発表されてから声をかけても遅くありません。10月上旬のつくばラーメンフェスタ、10月ごろのつくば国際音楽祭、11月の筑波大学の学園祭「雙峰祭」、11月下旬のつくばマラソンと、秋は特に予定を組みやすい時期です。
行事のない週末にも、つくばらしい過ごし方があります。市内にはパン屋が多く、2004年から「パンの街つくば」として振興が続いているので、二人で何軒か回って食べ比べる休日も作れます。自転車に乗るのが好きな二人なら、1987年に廃止された筑波鉄道筑波線の線路跡を使った「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を自転車で走る日もいいでしょう。国の史跡の小田城跡や平沢官衙遺跡、豊里ゆかりの森を選んで、ゆっくり歩く日もつくれます。山歩きの行き先には、筑波山のほかに市内の宝篋山(小田山)もあります。
真剣な交際を考えるなら、毎年春に起きる入れ替わりは、付き合いを続ける二人の予定にも響いてきます。婚活として先を見すえた関係を築きたいなら、相手の任期や進路を早めに話題にしておくと、春を越えてからの付き合い方を二人で考えられます。反対に4月に越してきたばかりの相手なら、ペデや公園を案内しながら歩く日が、そのまま街に慣れてもらう時間にもなります。
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