住宅地と大学がまじり合う寝屋川の毎日
淀川・寝屋川・古川の三つの川が市内を流れ、住宅のあいだに商業施設や町工場が並ぶ。大阪市郊外のベッドタウンという顔がはっきりした街で、大阪府内では17番目に市制を敷き、2019年からは中核市になっています。
京阪の三駅と、別の線にあるJRの駅
寝屋川公園駅だけが京阪と別の路線にあるので、二つの沿線をつなぐ手段として覚えておきたいのが京阪バスで、寝屋川市駅からは府営の寝屋川公園の方面へも向かえます。京阪沿線の人とJR沿線の人が市内で会うなら、このバスを使う道筋を知っているだけで、待ち合わせの選択肢がひとつ増えます。
買い物や食事の店が集まっているのは、寝屋川市駅前と香里園駅前の二か所です。高架の寝屋川市駅のまわりには市役所と、大利商店街や早子通商店街といった駅前の商店街があり、市の中心駅として乗り降りする人が多い駅です。香里園駅のほうは、関西医科大学香里病院まで歩道橋で直接行き来できる駅です。
気をつけたいのは、寝屋川市駅に京阪の特急が停まらないことです。京都方面や大阪市内から特急で向かう相手には、途中で停まる電車に乗り換える必要があると前もって伝えておけば、当日になってホームで戸惑うこともありません。
二つの大学と、車で動く人のための道
寝屋川市駅は大学への入り口でもあります。大阪電気通信大学の寝屋川キャンパスは初町にあり、駅から歩ける距離です。摂南大学の寝屋川キャンパスは池田中町にあって、法・国際・経済・経営・理工・現代社会といった学部が置かれ、学生は寝屋川市駅からバスで通っています。大阪や京都の方面へ通勤する人と学生が同じ駅を使う街なので、寝屋川で社会人の出会いを探す場合も、学生の相手と会う場合も、寝屋川市駅前を軸に考えれば計画がぶれません。
車で移動する人にとっての目安は、第二京阪道路の寝屋川北と寝屋川南の二つのインターチェンジ、それに国道1号と国道170号(大阪外環状線)です。市外から車で来る相手には、北と南のどちらのインターチェンジが近いかを伝えれば、道順の説明はほぼそれで足ります。
クスノキの駅と川沿いの公園、初対面の行き先
駅前で短くお茶をするのか、歩きながら話すのか、行き先のある半日にするのか。寝屋川の候補はこの三つの過ごし方にきれいに分かれ、どれも駅から歩くか京阪バスに乗れば着く範囲にあります。初回は昼間に会い、明るいうちに駅で別れる段取りなら、相手もその後の予定を立てられます。夏の暑い時期に屋外を選ぶなら、時間帯を朝か夕方の涼しいうちに寄せます。
ホームを御神木が貫く萱島駅
萱島駅では、ホームと屋根を突き抜けて大きなクスノキが立っています。推定樹齢は約700年で、萱島神社の御神木です。神社は木の根元にあり、駅の高架化工事のときには伐採も検討されましたが、地元の声を受けて木を残す設計に変更されました。この木は大阪みどりの百選にも選ばれ、ホームに緑を添える駅として大阪都市景観建築賞の奨励賞も受けています。
目印がはっきりしているので、初対面の待ち合わせでも相手を探す手間が少なく、神社に手を合わせてから近くでお茶をする程度の、短めの初回にちょうどいい駅です。
寝屋川市駅前の川沿いを歩く
寝屋川市駅のすぐ前には、川に沿った寝屋川せせらぎ公園があります。駅で落ち合い、水辺を少し歩いてから店に入る流れにすると、最初の数分のぎこちなさを景色がやわらげてくれます。駅前に水辺があるので、待ち合わせ場所の説明も短くて済みます。そのまま駅前で解散できるので、昼に会って早めに切り上げる初回にも合わせられます。
香里園駅と成田山不動尊
香里園駅を最寄りとする名所が、成田西町にある成田山不動尊です。正式な名前は成田山大阪別院明王院で、千葉の成田山新勝寺の別院として不動明王をまつっています。交通安全の祈祷、いわゆる車のお祓いで知られ、ここのお守りは京阪の電車やバスにも掲げられています。近畿三十六不動尊霊場の第28番札所でもあります。
香里園駅からは京阪バスでも向かえます。東口は再開発で駅前広場が整えられた側なので、待ち合わせはそちらにして、二回目あたりで「お寺まで足をのばしてみない?」と誘うくらいの順番が自然です。
寝屋川公園駅と府営の寝屋川公園
JR学研都市線の寝屋川公園駅から北へ約600mのところに、大阪府営の広域公園である寝屋川公園が広がっています。陸上競技場やテニスコート、野球場、ソフトボール場、トリムコースがそろい、ベンチで話すだけでなく体を動かすデートにも使える公園です。園内には竹の小径や花の道といった園路、中央広場の噴水もあり、のんびり歩くだけの日にも向いています。駅から公園までは歩ける距離なので、改札で落ち合ってから並んで歩くあいだに、最初の緊張もほどけてきます。テニスや軽いジョギングが共通の趣味だと分かった相手なら、二回目の行き先として具体的に提案できます。
寝屋川市駅から東へ、打上川治水緑地
寝屋川市駅から東へ歩いて行ける距離にあるのが、打上川治水緑地です。寝屋川と打上川の水量を調整するために大阪府が整備した施設で、ふだんは緑地として開放されています。中は水辺広場、芝生広場、スポーツ広場の三つに分かれているので、待ち合わせのときはどの広場の入口かまで決めると行き違いがありません。敷地にはバーベキュー場もあり、二人きりで会うのはまだ早いと感じる段階なら、共通の友人を交えた集まりで顔を合わせる場所としても考えられます。
雨の日は寝屋川市駅前の屋内で
寝屋川市駅前には、商業施設と図書館が一つになった複合施設があります。駅のすぐ前にあるので、雨の日は外を歩き回らず、待ち合わせから食事までを屋内でまとめる計画が立てられます。天気予報が怪しい日は、最初からこちらを本命にしておくと、当日の連絡が一往復で済みます。
良縁の物語が残る街で、季節ごとに会う
寝屋川市には、御伽草子『鉢かづき』に登場する河内国の藤原実高の屋敷「寝屋長者屋敷」の伝承地があります。長谷寺の観音に祈って授かった娘が、母の遺言で頭に鉢をかぶせられ、継母につらく当たられて奉公に出た末に、鉢が外れて良縁に恵まれる物語です。市のマスコット「はちかづきちゃん」と「ねや丸くん」もこの話がモチーフで、市の花であるサクラの柄の衣装を着ています。地元に伝わる縁結びの話として、ふとした会話に使えます。
春の夜に二人で出かけるなら、先に触れた打上川治水緑地が候補になります。例年3月から4月にかけて桜の夜間ライトアップが行われ、仕事帰りに待ち合わせて夜桜を見る、二回目か三回目に合う過ごし方です。ライトアップの期間は春が近づいたら市の案内で確認し、それから二人の日程を合わせます。
夏は寝屋川まつりがあります。市を代表する行事で、例年夏に開かれます。付き合い始めて間もない二人なら、市の案内で日程が出たら早めに予定を押さえ、夏の約束にしてしまうのも一つの方法です。
年が明けたら、成田山不動尊での初詣です。初不動などの行事もあり、一年の始まりを一緒に迎えたいと思える相手ができたなら、ここに誘うのは自然な流れでしょう。参拝を済ませたら香里園駅の前まで戻り、温かいものを飲みながら一年の予定を話す。そんな過ごし方が似合う場所です。
歴史が好きな二人には、古墳めぐりの散歩もあります。国の史跡になっている石宝殿古墳のほか、太秦古墳群や寝屋古墳が市内に点在しています。円い墳丘の寝屋古墳は府営の寝屋川公園の敷地内にあり、公園を歩く日の寄り道にもなります。地図を広げて回る順番を一緒に決めるところから、もうデートは始まっています。
行事のない時期の行き先なら、寝屋川市と大東市にまたがる府営の深北緑地があります。園内の深野池では白鳥や鴨などの野鳥を間近で眺められ、約25種の桜を植えた桜の園も設けられています。池のほとりをゆっくり一周しながら話す、静かな会い方に向いた緑地です。
寝屋川での出会いを本格的に探し始めるなら、連絡を受け取れるアドレスを一つ決めて申し込みを済ませましょう。届いた申し込みは一件ずつ確認し、結果はそのアドレスあてにお知らせします。
学研都市線と京阪本線、淀川の対岸に広がる周辺の市町
寝屋川市の外に住む相手と会うときは、JR学研都市線、京阪本線、そして淀川という三つの軸で考えると整理がつきます。境を接している市もあれば、間にほかの市をはさむ町もあり、会う場所の決め方はそれぞれ違います。
JR学研都市線の沿線にある市町
寝屋川市と境を接する四條畷市には、大阪電気通信大学がキャンパスを置いています。同じ大学は寝屋川市駅の近くにも校地を持っているので、二つの市は一つの大学でも結ばれています。四條畷市内にある学研都市線の駅は忍ケ丘駅で、寝屋川公園駅か忍ケ丘駅を選べば、同じ路線のまま乗り換えなしで落ち合えます。
大阪府民の森の一つ、くろんど園地があるのが交野市です。こちらも寝屋川市と接していて、JR学研都市線には星田駅があります。交野で出会いを探しているなら、JR沿線の相手とは寝屋川公園駅か星田駅で落ち合うと移動が短く済みます。森歩きが好きな相手なら、くろんど園地はもう少し親しくなってからの行き先にとっておけます。
京都府の京田辺市は、あいだに交野市と枚方市をはさみ、寝屋川市とは接していません。市内には森林公園として整えられた甘南備山があり、山頂の近くには神南備神社が鎮座しています。京田辺まで足をのばして出会いを探すなら、学研都市線の長尾駅を落ち合う駅に決めれば、京田辺側からも寝屋川公園駅側からも乗り換えは要りません。
さらに先の精華町には、JRの祝園駅と近鉄の新祝園駅があります。精華でも出会いを探してみたいなら、学研都市線の途中にある松井山手駅あたりで落ち合うと、片方だけが長く電車に揺られる日になりません。
京阪本線で乗り換えなしの八幡市
京都府の八幡市とのあいだには枚方市と淀川があり、寝屋川市とは接していません。ただ京阪本線は乗り換えなしで両市を結んでいます。石清水八幡宮駅の近くには、飛行原理を研究した二宮忠八が建てた飛行神社があります。八幡市に住む相手となら、路線のほぼ中ほどにある枚方市駅の前で会うと、行き来の長さが釣り合います。
淀川の向こう岸にある摂津市
くさび形の市域をもつ摂津市とは、淀川をはさんで境を接しています。鉄道での行き来は、京阪本線の門真市駅で大阪モノレールに乗り継ぐ形です。モノレールの摂津駅や南摂津駅の近くに住む相手とは、門真市駅の駅前で会えば、帰りはどちらも一本の電車で済みます。